1回目の離婚調停から数日後、妻から陳述書が提出されました。
陳述書というのは、通常、調停では言いたいことや事実関係などを全て調停員に伝えることが時間的に不可能であるため、調停員に伝えたいことを細かくしたためたレポートのようなものです。相手側は、それに目を通し、反論すべきところを同様にレポートにまとめて提出します。だいたいにおいて離婚調停は、この段階から泥沼の様相を呈してきます。
私の弁護士から「今からファックスで奥さんの陳述書を送るので、反論する箇所をまとめて私に送ってください。」と電話で伝えられ、私は、送られてきた妻の陳述書に目を通しはじめました。
その内容は、とても長いもので全てこのブログに公開することはできませんが、要約すると以下のようなものでした。
・別居中、今現在も生活費を払ってくれない。
・夫(私のこと)は、結婚直後から家庭をかえりみない仕事人間だった。
・今現在、夫は子供と暮らしているが、まともに養育していない。
・別居中、夫から電話で「二度と会いたくない。君とは離婚する。」と一方的に告げられた。
・子供に会いに行きたいが、夫が会わせてくれない。
・子供には母親の愛情が必要である。
・私(妻のこと)の家庭環境は良好であり、子供の養育になんの支障もない。
要約すると、ざっとこのような内容です。
実際には、●月●日に何があったとか、この時こういったことがあって、このような感情を抱いたとかいろいろと細かいエピソードも綴られているのですが、それはここでは書けないので省略します。
私は、これらの内容に目を通し、「はて、困ったことになったぞ。」と思いました。
これらが全て事実だからではありません。先方の勘違いや思い込み、虚偽の内容が混在していたからこそ「困ったこと」と感じました。
なぜなら、そのような間違った陳述書の内容が「嘘」であるという証拠がほとんど何もないからです。私はふと「離婚調停」というものに関して、考えてみました。
刑事裁判や民事裁判では「証拠が無いもの」よりも、「証拠があるもの」を優先させて判断をするということが可能でしょうが、離婚調停は違います。特に、不倫などが原因でない場合、「証拠のあるもの」を主体にして調停を行おうとしても、「証拠のある出来事」自体、極端に少なく、調停自体が成り立たないということに私は気がつきました。
例えば、極論、「夫が暴力を振るった」と言われても、それが「嘘」であるという証拠が無いのです。
離婚調停というものは、証拠に基づいて陳述できる余地は極めて少なく、お互いの記憶や感情によって陳述をし、それらを元に審議していくというかなり恐ろしいものなのではないだろうか・・・?
つまり、調停員にどちらの話を信じさせるか、どちらの人間性に信用を持たせるかが最も重要なのではないだろうか・・・?
その場合、一般的に妻の話と夫の話、第一印象としてどちらが信用を得やすいのだろうか・・・?
そう、まさにこれが、離婚調停の親権争いは母親が有利と言われる理由の一つでした。
何はともあれ、証拠が無いものは仕方がありませんので、(案外、切り替えが早い)ひとまず、妻の陳述に対して反論をしていくことにしました。
・別居中、今現在も生活費を払ってくれない。
確かに払ってません。言ってくれれば払います。
・夫(私のこと)は、結婚直後から家庭をかえりみない仕事人間だった。
当時、私は夜7:00~9:00には帰宅しており、客観的に見ても「家庭をかえりみない仕事人間」であるとは言えないはずです。
・今現在、夫は子供と暮らしているが、まともに養育していない。
私は、子供が生まれてから半年間、育児休暇をとり、子供を養育し、今は子供を保育園に通わせることによって仕事と両立させています。そのような状況を見てもいないのに、養育していないなどと決め付けないで欲しい。
・別居中、夫から電話で「二度と会いたくない。君とは離婚する。」と一方的に告げられた。
そんな電話はしていない。別居してからお互いに連絡を取り合ったことは一度も無い。
・子供に会いに行きたいが、夫が会わせてくれない。
そんなことを言った覚えはない。そもそも連絡を取り合ったことがないのに、そんなことが伝えられるはずがない。
・子供には母親の愛情が必要である。
子供に一度も会いにこない母親に愛情があるとは思えない。
・私(妻のこと)の家庭環境は良好であり、子供の養育になんの支障もない。
親子が一緒になって嫌がらせをしてくるような家庭が良好であるはずがない。※ちょっと一般的でない経緯参照
と、一通り反論を済ませました。生活費の件は先方の言うとおりで、私に非がありますので素直に謝った方が良いなあ~と思いつつ、(実は弁護士からこの点は既に指摘されていて、「妻が言ってきたら払おう」と打ち合わせ済みでした。)その他の部分は意図的なのか勘違いなのか、大嘘八百八町夢日記(ちと古い)であり、怒りを通り越してあきれてしまいましたが、案外、離婚調停の陳述というものはこういうものかもしれないし、相手には相手の言い分もあるのだろうと考え直しました。
まとめた反論を弁護士にメールし終わり、ふと思いました。
恐らく妻は、私のこの反論に対して、更に反論をしてくるだろう。そして、私はそれに更に反論を・・・。ああ、離婚調停はこういったところから泥沼になっていくのか・・・。
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泥沼けっこう!!
親権のためなら、自分から泥沼にはまってやる。
だって、こうタンとずっと一緒に暮らしたいモン。←これ重要
(つづく)
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それでは今日のところはこのへんで。
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